ヒビスタ日記

泌尿器科医師のブログ。日本人の泌尿器科リテラシーが上がることを願って記事書きます。

腎臓の染色による違い

 

主に、

HE染色

PAS染色

PAM染色

の使い分けについて。

 

・HE染色

全体的に染まる。よって、主に見ようとするのは、核の形!(それ以外のことは判断しにくい)

 

・PAS染色

基底膜、メサンギウム、細胞の形を見れる。主に見ようとするのはメサンギウム!

 

・PAM染色

主に見ようとするのは基底膜!(基底膜の肥厚や二重膜化など)

 

*PAM染色は、PAS染色の行程の後に行程を加えて基底膜を観察しやすくしたもの。