ヒビスタ日記

泌尿器科医師のブログ。日本人の泌尿器科リテラシーが上がることを願って記事書きます。

FISH法

http://www.e-cew.co.jp/Microbe-contents/21fish.html

FISH法(fluorescence in situ hybridization)とは、rRNAを標的とした検査である。

 

rRNAに結合する特異的な蛍光体付きのプローブを使用することによって、

医学分野では遺伝子のマッピングや染色体異常の検出

微生物分野ではその特異的な細胞内構造の検出

を行っている。

 

FISH

※引用:FISH法

神経芽腫

 

神経芽腫とは、代表的な小児疾患の一つである。

小児の固形腫瘍の中で2番目に多い。1番は脳腫瘍(種類多い)

 

発症原因は不明(遺伝ではないらしい)

発生場所で多いのは、副腎髄質・交感神経管(脊柱の横にある)・縦隔

 

検査

レントゲン・エコー・CT・MIBGシンチグラフィー

尿中VMA・HVA検査

 

治療

手術・放射線(小児に対しては副作用強いためあまりやらない)・化学療法

※化学療法は、シスプラチン・シクロホスファミドなど

 

予備知識

昔はスクリーニング検査を行っていたが、本来自然消失するような神経芽腫患者も手術するようになってしまったため過剰医療として止めになった。

MYCNが予後不良因子。