ヒビスタ日記

泌尿器科医師のブログ。日本人の泌尿器科リテラシーが上がることを願って記事書きます。

小児てんかん

 

100人に1人の頻度

発症時期は、乳児期や学童期に多い

 

(原因による分類)

特発性てんかん〜原因不明

症候性てんかん〜先天性のものや疾患に続く

 

(症状による分類)

・部分発作

単純発作

複雑部分発作(意識障害が伴う→フラフラしたりする)

 

・全般発作

欠伸発作(ぼーっとする症状)

強直間代発作(1分程度の発作後、数時間の睡眠や頭痛など)

脱力発作

ミオクロニー発作(軽症のものはピクッとなるだけで気付かれないことも)

 

*熱性てんかん

発熱を伴うてんかんのこと

発熱により、脳の気質異常が起きることを懸念する(小児のインフルエンザには注意)

時々、乳児重症ミオクロニー発作(熱性てんかんを契機に発症し、その後熱を伴わずともてんかんを起こすようになってしまうもの)といった難治性のものが隠れている。

 

*West症候群

小児難治性てんかん症候群の一つ

1.てんかんスパスムスのシリーズ形成

2.ヒプスアリスミア

3.知能精神発達の停滞、退行

を3徴とする。

 

治療は、抗てんかん

(部分発作には、フェニトイン、カルバマゼピンetc

全般発作には、バルプロ酸etc)