ヒビスタ日記

泌尿器科医師のブログ。日本人の泌尿器科リテラシーが上がることを願って記事書きます。

2016-12-12から1日間の記事一覧

ランゲルハンス組織球症(LHC)

ランゲルハンス組織球症とは、70~80%が小児に発症する。(男児に多い) 原因 免疫に関与するランゲルハンス細胞が何らかの原因によって増殖することによる。 ↓ その結果、骨を溶かしたり、瘤を形成する。 症状 皮膚病変 骨病変~多い 肺病変~肺胞壁破壊→…

横隔神経の走行

横隔神経

気になる筋肉

・大胸筋の付き方 鎖骨の内側1/3、胸骨、肋軟骨、腹直筋鞘、上腕骨 ・

腸回転異常症

腸回転異常症は、小児疾患である。 発生の段階で正常であれば腸管動脈を中心に270度程回転することによって腸の位置固定が行われるが、それが傷害された状態。 下記の腸の状態が一番多い。 固定(上行結腸、下行結腸、十二指腸)がうまくされていないため、…

肝肺症候群

肝肺症候群とは、慢性肝疾患の患者にみられる疾患である。 明らかな原因は不明であるが、 慢性肝疾患により毛血管拡張物質が分泌され、肺の毛細血管を拡張する。 肺において、換気血流不均衡が生じ低酸素血症となる。 肝疾患が治癒すれば治癒する可能性があ…

(先天性)胆道閉鎖症

(先天性)胆道閉鎖症は、先天性の小児科疾患である。 原因 不明(遺伝性は明らかになっていない) 病態 胆道の閉鎖により、胆汁のうっ滞が生じる 症状 眼球結膜の黄染・便がクリーム色 進行すると、 肝臓が硬く触れれるようになる・脂溶性VitであるVitK吸収…

FISH法

http://www.e-cew.co.jp/Microbe-contents/21fish.html FISH法(fluorescence in situ hybridization)とは、rRNAを標的とした検査である。 rRNAに結合する特異的な蛍光体付きのプローブを使用することによって、 医学分野では遺伝子のマッピングや染色体異…

神経芽腫

神経芽腫とは、代表的な小児疾患の一つである。 小児の固形腫瘍の中で2番目に多い。1番は脳腫瘍(種類多い) 発症原因は不明(遺伝ではないらしい) 発生場所で多いのは、副腎髄質・交感神経管(脊柱の横にある)・縦隔 検査 レントゲン・エコー・CT・MIBGシ…